日本OTC医薬品協会会長 上原明
2022年の年頭に当たり、謹んで新年のごあいさつを申し上げます。新型コロナウイルスの脅威は日本経済や日常生活に大きな影響を及ぼしてきました。OTC医薬品産業にも影響があり、例えば多くの製品カテゴリーで売上の変化があり、訪日外国人の減少によるインバウンド需要の激減なども見られました。
生活者に対しては、新しい生活様式への移行を強いてきましたが、自分の健康は自分のために自分で守るというセルフメディケーションの考え方を浸透させるという側面もありました。
当協会はかねてより、健康リテラシーの向上を通じたセルフメディケーションの推進を支援してきましたが、今年も様々な点から、セルフメディケーションが大きく進むと期待される1年と考えています。